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症例検討 脂質代謝異常症への多角的アプローチ

第131回 学童期からの食習慣により高度肥満症となったが食事療法のみで体重管理良好となった1例

波田祐生子須田幸子栗原進島田朗

The Lipid Vol.30 No.4, 102-107, 2019

学童期においても減量や体重増加時の栄養管理は重要であり,近年では介入が進んできている.各スポーツで専門知識を有した管理栄養士の育成,栄養教諭の配置等1)徐々に子供たちへの教育の場は増えている.しかし,実際の現場では指導者の経験による影響が大きく,正しい栄養の知識が不十分なまま管理されてることも多い.
今回,中学からの部活動で体重を増やしたこととケガをきっかけに高度の肥満症となり,肥満外科治療も検討したが,フォーミュラ食を用いた食事療法2)のみで減量に成功した症例を経験したので報告する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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