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特集 免疫と代謝の接点:イムノメタボリズム

Ⅱ.全身代謝とイムノメタボリズム

2.イムノメタボリズムにおけるRNAネットワークの役割

中村能久

The Lipid Vol.30 No.2, 48-54, 2019

過栄養・肥満が,インスリン抵抗性,糖尿病,動脈硬化などのメタボリック症候群を誘発することがわかり,その関係を説明する分子的解析が進んでいる.この分野のブレークスルーは,肥満が,脂肪細胞,肝臓,膵臓といったエネルギー代謝組織において,慢性的に炎症反応を誘導し,この炎症反応が,糖代謝を含むさまざまなエネルギー代謝を阻害することが明らかになったことであろう1-3).本稿では,肥満における炎症反応を誘導する機構として,生体制御の主要因子の1つであるRNAに焦点を当て,肥満におけるRNAネットワークの役割,そして,イムノメタボリズムとの関連性について議論させていただきたい.
「KEY WORDS」肥満,炎症反応,RNA修飾,二重鎖RNA,RNAサイレシング

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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