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特集 免疫と代謝の接点:イムノメタボリズム

Ⅱ.全身代謝とイムノメタボリズム

1.メタボリックシンドロームとイムノメタボリズム

福原淳範下村伊一郎

The Lipid Vol.30 No.2, 42-47, 2019

メタボリックシンドロームでは血中の炎症指標や炎症性サイトカインが増加しており,脂肪組織の慢性炎症が病態形成に深く関連する.肥満状態では,脂肪組織に浸潤したマクロファージが増加しており,産生された炎症性サイトカインや活性酸素によってインスリンシグナルが障害され,耐糖能異常が発症する.定常状態ではTregは脂肪組織に多量に存在しており,肥満状態ではTregが減少することで,炎症反応の増悪と糖代謝異常が惹起される.脂肪組織マクロファージはTregの分化・増殖能を有しており,アディポネクチンはマクロファージの制御を介して間接的にTregの維持に関与する.
「KEY WORDS」メタボリックシンドローム,炎症,マクロファージ,Treg,アディポネクチン

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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