<< 一覧に戻る

特集 脂質代謝と心臓血管病:up-to-date

5. non-HDLコレステロールと心臓血管病

原眞純

The Lipid Vol.29 No.4, 45-49, 2018

non-HDL-Cは,LDLだけでなく,レムナントやsmall VLDL,Lp(a)など,アポB含有リポ蛋白のすべてを反映する指標である.心血管疾患の発症予測因子としてLDL-Cと同等または優れることが,一般住民から冠動脈疾患患者までを対象とした複数の研究により示されている.特に糖尿病や高TG血症など,LDL以外のリポ蛋白が動脈硬化に関与する病態ではその意義は大きい.TGの測定を要さず,通常の脂質検査項目から算出でき,採血前の絶食も必要としないため,利便性も大きい.日本や欧州のガイドラインでも採用され,管理目標値はLDL-Cに30mg/dLを加えた値となっている.
「KEY WORDS」non-HDLコレステロール,LDLコレステロール,アポリポ蛋白B,残余リスク,レムナント

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る