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症例検討 脂質代謝異常症への多角的アプローチ

第125回 腹腔鏡下ルーワイ胃バイパス術後に妊娠・出産した肥満2型糖尿病の1例

櫻田麻耶佐藤文紀辻野元祥本荘谷利子

The Lipid Vol.29 No.3, 84-87, 2018

減量手術は単に体重減少効果だけでなく,糖代謝や脂質代謝を改善する代謝手術としての意義が注目されている.一方,わが国において減量手術施行後の耐糖能異常合併妊娠例はいまだ少なく,妊娠中の血糖コントロールを持続血糖モニター(continuous glucose monitoring:CGM)を用いて評価した報告はない.減量手術後は,栄養吸収障害にも注意が必要であるが,周産期における食事量指示についての定説はない.
わが国では,減量手術として腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が2014年より保険収載されたため,今後,同様の症例が増加すると考えられる.
われわれは,高度肥満合併2型糖尿病に対して減量手術を施行後,妊娠・出産した1例を経験し,栄養指導を行いCGMで血糖変動を評価しえたため,報告する.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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