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特集 肥満症診療ガイドライン2016

9. わが国の肥満症対策と特定保健指導の成果

村本あき子津下一代

The Lipid Vol.28 No.4, 68-75, 2017

特定健診・特定保健指導は肥満症,メタボリックシンドロームを健診で選定し,該当者に集中的に体重減量を目標とした保健指導を行うものである.当制度の導入により,全国の健診データが国に集約され,ナショナルデータベース(NDB)として登録,分析が可能となった.これまでに多くの研究やNDBの分析により,特定保健指導の効果が示されている.3~5%程度の軽度な体重減量でも血糖や脂質,血圧など検査値の改善効果が得られることが明らかとなった.個人に対する生活習慣改善の働きかけだけでなく,社会全体として健康を支え,健康づくりに取り組みやすい環境を整備することも重要である.
「KEY WORDS」特定健診,特定保健指導,減量目標,ナショナルデータベース,ポピュレーションアプローチ

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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