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特集 肥満症診療ガイドライン2016

3. わが国における肥満・肥満症の推移

宮本恵宏

The Lipid Vol.28 No.4, 25-31, 2017

肥満を正しく理解し,その対策や治療方針を決める上で肥満に関する疫学研究のエビデンスが重要である.肥満症診療ガイドライン2016では肥満・肥満症の疫学のエビデンスを,①肥満・肥満症の成因,②肥満の健康障害への影響,③わが国における肥満,肥満症の推移,④わが国における肥満,肥満症の現状という4項目でまとめた.わが国における肥満,肥満症の推移については,国民健康・栄養調査をもとに,1980年以降の肥満の年次推移と統計的なモデルによる分析結果を示した.肥満の推移は,年齢階級別に,あるいは男女で大きく異なることが示された.男性は時代にかかわらず,女性は最近の出生コホートでの肥満の増加がみられる.肥満の要因を詳細に調査するとともに,そのエビデンスに沿ったポピュレーションアプローチが求められる.
「KEY WORDS」肥満,BMI,年齢効果,時代効果,出生コホート効果

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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