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特集 肝疾患と脂質代謝

5. 糖尿病と肝疾患における脂質代謝

中口裕達寺内康夫

The Lipid Vol.28 No.2, 45-50, 2017

糖尿病と脂質異常症は密接に関係し,両者は動脈硬化性疾患の危険因子である.2型糖尿病に合併する脂質代謝異常として,高トリグリセライド血症,高LDLコレステロール血症,および低HDLコレステロール血症があげられる.実際にはリポ蛋白レベルで量的・質的な変化をきたすものであり,動脈硬化発症・進展に関与する.また近年メタボリックシンドロームの頻度が増加し,肥満とそれに基づくインスリン抵抗性を病因とする,非アルコール性脂肪性肝疾患 nonalcoholic fatty liver disease(NAFLD)が増加している.NAFLDにおける,脂質異常症,高血糖の合併頻度は高く,治療戦略について今後のさらなる研究の進展が期待される.
「KEY WORDS」肥満,インスリン抵抗性,動脈硬化,リポ蛋白,NAFLD

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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