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特集 PPARα revisit

Ⅰ.PPARαの基礎 2.PPARαとFGF21

中川嘉島野仁

The Lipid Vol.27 No.4, 15-22, 2016

「Summary」PPARαは脂肪酸酸化系遺伝子の発現を調節する転写因子である.そのため,脂質異常症の治療薬の標的となっており,フィブラート系薬剤はPPARαの活性化剤であり脂質異常症の治療薬として市販されている.近年,PPARαは脂肪酸酸化だけでなく,生活習慣病全般の改善に機能するヘパトカインFGF21の転写制御因子としての地位を確立している.FGF21の発現は脂質代謝の改善のみならずさまざまな効果から生活習慣病全般を改善する.FGF21の発現はPPARα以外にCREB3L3によっても制御され,生理的な条件下ではPPARαとCREB3L3により制御されている.FGF21の生活習慣病治療への効果の有効性からFGF21を標的とする生活習慣病治療薬の開発が現在進んでいる.
「Key Words」CREB3L3(CREBH),脂肪酸酸化,脂質異常症,動脈硬化,被アルコール脂肪肝

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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