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特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012

絶対リスクによるリスクカテゴリー分類

岡村智教

The Lipid Vol.24 No.1, 35-41, 2013

[Summary] 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012では, 日本人の代表集団のコホート研究であるNIPPON DATA80リスクチャートを用いて絶対リスクの評価を行う. 10年以内の冠動脈疾患死亡確率2%以上をカテゴリーIII, 0.5以上2%未満をカテゴリーII, 0.5%未満をカテゴリーIとし, LDL-Cの管理目標値は, それぞれ120mg/dL未満, 140mg/dL未満, 160mg/dL未満である. なお二次予防(冠動脈疾患の既往), 糖尿病などの高リスク病態の場合はこのチャートを用いることなく, LDL-Cの管理目標値はそれぞれ100mg/dL未満, 120mg/dL未満と決定される. 今後の普及が期待される. 「はじめに」動脈硬化性疾患の予防のためには, 脂質異常のみならず, 喫煙, 高血圧, 糖尿病などの介入すべき危険因子があり, それらに対する包括的な管理が重要であることはいうまでもない.
「Key Words」絶対リスク,評価ツール,冠動脈疾患,NIPPON DATA80,管理目標値

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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