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特集 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012

診断基準値の考え方

枇榔貞利

The Lipid Vol.24 No.1, 24-29, 2013

[Summary] 今回発刊された『動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版』での診断基準値に関する改訂点は, 境界域高LDLコレステロール(LDL-C)血症の設定とトリグリセライド(TG)値が400mg/dL以上のときの指標となるnon HDLコレステロール(HDL-C)の採用である. 前者では, LDL-C値120-139mg/dLであっても合併する他の危険因子によっては高リスク病態となり, 治療を考慮する必要性が生じることで設定された. LDL-Cの算出にはFriedewaldの式を用いるが, TG値が400mg/dL以上のときは正確な値が算出できないのでTCからHDL-Cを減じる簡便な指標non HDL-C(TC―HDL-C)値を指標(LDL-C+30mg/dL)とする. 「はじめに」日本動脈硬化学会が発刊している動脈硬化性疾患予防ガイドラインは, 1997年に第1版が発刊され今回は3回目の改訂である.
「Key Words」境界域高LDLコレステロール血症,non HDLコレステロール,高LDLコレステロール血症,低HDLコレステロール血症,高トリグリセライド血症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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