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NASH

特集にあたって

坂井田功

The Lipid Vol.21 No.3, 14-15, 2010

世界にはまだまだ飢餓で多くの人々が苦しんでいる. 生物は常に飢餓に対応できるように進化してきたと考えられる. 飢餓に陥り脂肪組織から分必されるレプチンが減少すると, 食欲が亢進し全身のエネルギー消費を抑制するように, 防御システムが構築されている. しかし現在直面している肥満やメタボリックシンドロームというのは, 今までの生物の進化からは想定外ともいうべき, 過食・飽食といった非生理的な事態に陥っているのかもしれない. 過食・飽食には, 味覚が密接に関連していることはいうまでもない. 味覚には塩味, 酸味, うま味, 苦味, 甘味と, 最近わかった脂肪に対する味がある. これはCD36という脂肪酸と結合する受容体が味蕾細胞に存在し, 脂肪酸が味蕾細胞内に入ったときに神経細胞を通して脳に伝わるらしい.

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