実地臨床におけるリラグルチドとインスリン併用療法開始初期の血糖動態,有効性,安全性を検討した報告はいまだ少ない。今回,インスリン治療中の2型糖尿病患者13症例に対して,リラグルチド追加による短期血糖改善効果やインスリン使用量の変化,安全性について検討した。リラグルチド併用7日後に平均血糖,血糖変動ともに有意に改善し,追加インスリンの大幅な減量が可能であった。CGMを装着した4症例では平均血糖,SDともに改善し低血糖は消失した。また,重篤な有害事象も認めなかった。以上の結果から,インスリン治療中の2型糖尿病患者に対して,リラグルチド併用療法は低血糖を増加させることなく治療強化が可能であり,有効性,安全性ともに優れていると考えられる。
「KEY WORDS」GLP-1製剤,インスリン療法,CGM,2型糖尿病