<< 検索結果に戻る

超広角眼底撮影装置による糖尿病網膜症の評価

Diabetes Frontier Vol.28 No.3, 277-282, 2017

眼底周辺部の観察とスケッチは若い眼科医には1つのハードルであり,得られた所見を正確に記録することは案外困難な上に時間のかかる作業である。電子カルテとの相性も良くない。従来の眼底カメラによる記録は視野が限られ,周辺部の記録は困難であったがOptos®シリーズ[200Tx1),Daytona,California]は無散瞳下で視野200度の撮影が可能であり,簡便に広い範囲の眼底を記録することができる。波長532nm(緑色),633nm(赤色),488nm(青色),802nm(赤外)の4種類のレーザーが用いられており,このうち532nm(緑色)と633nm(赤色)でそれぞれ眼底の表層および深層を撮影し,合成した上で疑似カラーによる着色を経てカラー眼底写真を作成する。また488nm(青色)はFAに802nm(赤外)はIAに用いられる。1回の撮影に要する時間は約0.3秒で使用方法も従来の眼底カメラと大きくは変わらないが,機械に顔を押し付ける必要がある。無散瞳での撮影が可能なので,糖尿病で散瞳不良の症例でも十分に広角の画像が得られる。各機種の特徴を表1にまとめた。
「KEY WORDS」超広角眼底撮影,糖尿病網膜症,病期分類,AAO国際分類,Optos®

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載雑誌詳細 この雑誌の目次を見る

抄録