<< 一覧に戻る

特集 超高齢社会における糖尿病診療

高齢者糖尿病におけるサルコペニアとフレイル

小川純人

Diabetes Frontier Vol.26 No.5, 565-568, 2015

「はじめに」高齢者の虚弱(フレイル)は,身体機能,臓器機能の低下など,加齢に伴う要因によって生じる老年症候群の1つであり,生命予後やADLに及ぼす影響が大きく,わが国においてその予防対策は重要な課題となっている。また,フレイルの重要な要素として加齢性筋肉減少症(サルコペニア)が知られており,高齢者における骨格筋減少および相対的な内臓脂肪増加は糖尿病とも関連する可能性が次第に明らかになってきている。本稿では高齢者におけるサルコペニア・フレイルと糖代謝・糖尿病との関連性について概説する。
「Ⅰ.フレイル・サルコペニアの概念と評価」フレイルの概念については,2014年に日本老年医学会よりステートメントが出され,そこでは「高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し,生活機能障害,要介護状態,死亡などの転帰に陥りやすい状態」とまとめられている。
「key words」サルコペニア,フレイル,サルコペニア肥満,高齢者

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る