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特集 肥満2型糖尿病の実践的管理

高度肥満2型糖尿病の減量外科治療の最前線 1)世界とわが国の現況と今後の動向

笠間和典関洋介

Diabetes Frontier Vol.26 No.1, 73-77, 2015

「はじめに」栄養過剰や運動不足といった食生活・ライフスタイルの変化などにより,近年,肥満は世界規模で拡大しており,一種の疫病(epidemic)と考えられている。2型糖尿病,高血圧,脂質異常症,睡眠時無呼吸症候群といった,合併症を伴う肥満に対しては,食事・運動・行動・薬物療法といった内科治療が行われるが,一時的な減量が得られても,減量効果の維持が困難なケースが多く,結果的に合併症に対する治療としても不十分となるケースが多い。こうした症例に対して,1950年代より,欧米を中心に減量手術(bariatric surgery)が行われており,優れた体重減少(減量)効果が示されている。減量手術は減量効果のみならず,肥満関連合併症,とりわけ2型糖尿病をはじめとする代謝疾患に対する臨床効果が高いため,代謝手術(metabolic surgery)という名称も出てきた。
「key words」metabolic surgery,肥満外科,減量外科,スリーブ状胃切除術,日本の問題点

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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