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特集 糖尿病と精神疾患

特集にあたって

野田光彦

Diabetes Frontier Vol.25 No.3, 255, 2014

近年, メンタルヘルスが保健医療福祉施策において大きな位置を占め, 精神疾患の医療が一般的な医療の一部として統合されることが多くなっている. 前者では, 健康日本21における「こころの健康・休養」を, そして後者では, がん対策推進基本計画における「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」が例である. とりわけ平成25年度から, 都道府県が策定する医療計画に, がん, 脳卒中, 急性心筋梗塞, 糖尿病に続いて精神疾患が加わったことの意義は大きい. 一方, 糖尿病の治療では, その良好な管理に精神面での健康の維持が重要な役割を果たすことが理解されている. すなわち, 患者に精神医学的な問題がある場合, 理想的な糖尿病の治療に必要な療養行動が妨げられ, よりよい健康予後を達成するのが困難になることも少なくない.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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