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特集 メトホルミンの現況と新たな展望

心血管リスク症例における海外での報告

浅沼博司北風政史

Diabetes Frontier Vol.23 No.1, 53-58, 2012

「はじめに」新たに診断された2型糖尿病患者を, 従来療法群と強化療法群の2群に無作為に割り付け, 心筋梗塞や脳卒中などの大血管障害や細小血管障害の発症を比較検討した大規模前向き介入試験(United Kingdom Prospective Diabetes Study: UKPDS)において, 肥満者においてメトホルミンは糖尿病関連エンドポイントを32%, 糖尿病関連死亡を42%, 総死亡を36%減少させ, 心筋梗塞発症リスクについても39%減少させることが明らかとなったことから1), メトホルミンは米国糖尿病協会/欧州糖尿病学会のステートメントにおいては, 肥満を合併する2型糖尿病治療のファーストラインドラッグと位置付けられるようになった2). 最近になり, 心血管リスクを合併する糖尿病症例に対するメトホルミンの二次予防効果を検討した臨床研究の結果が相次いで報告されていることから, 代表的な研究結果を概説する.
「key words」メトホルミン,心不全,REACHレジストリー,デンマークコホート研究

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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