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特集 メトホルミンの現況と新たな展望

メトグルコ®: 国内臨床試験

高橋友乃小田原雅人

Diabetes Frontier Vol.23 No.1, 41-46, 2012

「はじめに」ビグアナイド(BG)薬は, 50年以上の歴史をもち, フレンチライラックに由来するグアニジン骨格を有する薬剤として, フェンホルミン, ブホルミン, メトホルミンが開発された. わが国では, メトホルミンとともに比較的少数例に継続的に使用されていたブホルミンの2薬剤がある. 1970年ごろより, フェンホルミンで致死率の高い副作用である乳酸アシドーシスが発症したことがきっかけで, BG薬の使用が減少した. しかし近年になり, メトホルミンはフェンホルミンと側鎖が異なり, 乳酸アシドーシスは起こしにくいことがわかり, United Kingdom Prospective Diabetes Study(UKPDS)でもメトホルミンの有用性が示された1)ことで, メトホルミンルネッサンスが起こった. その後のUKPDS80 2)では, メトホルミン療法の遺産効果も報告された. これらの結果を受け, 欧米では優れた薬理作用と良好なエビデンス, 安価であることから糖尿病治療の第一選択薬とされている.
「key words」メトグルコ®,メトホルミン,用量反応検討試験,長期投与試験,増量効果検討試験

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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