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高血圧と糖尿病~Clinical Up To Date~

Ⅱ 機序 メタボリックシンドロームと食塩感受性

-ミネラルコルチコイド受容体の活性化-

柴田洋孝伊藤裕

Diabetes Frontier Vol.22 No.5, 489-493, 2011

はじめに
 メタボリックシンドローム(MetS)は,内臓脂肪,高血圧,耐糖能異常,脂質異常症などが蓄積した症候群であり,心血管疾患のリスクが高まることが示されており,米国のNational Health and Nutrition Examination Survey(NHAES)のサブ解析1)では,MetSの心血管疾患の相対危険度は2.35倍であることが示された。一方,副腎でアルドステロンの自律的な過剰産生が原因となる原発性アルドステロン症(primary aldosteronism:PA)では,心血管疾患のリスクが約3~5倍高くなることが示されている。さらに,興味深いのは,MetSでは,血中アルドステロン濃度が正常~高値を示し,高血圧症の治療にはミネラルコルチコイド受容体(mineralocorticoid receptor:MR)拮抗薬が有効である。本項では,このような背景に基づいて,MetSの病態におけるMRの病的な活性化に関する現状での知見を概説する。

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