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糖尿病とBrain Attack

脳梗塞慢性期治療と糖尿病

卜部貴夫

Diabetes Frontier Vol.20 No.5, 584-588, 2009

「はじめに」脳梗塞慢性期の再発予防には, 臨床病型と病態に則した抗血栓療法の選択と, 高血圧, 脂質異常症, 糖尿病などの危険因子の厳重な管理が必要である. 脳梗塞患者における糖尿病の合併は, 糖尿病の非合併患者に比べ再発率が高くなることが知られている1)2). これまで脳卒中の発症および再発予防に対する糖尿病のコントロールの明確なエビデンスは存在せず, 2004年に発表された脳卒中治療ガイドラン上では, 血糖値のコントロールは推奨されるが脳卒中の再発抑制に関する十分な科学的根拠がないといったグレードC1の推奨レベルである3). しかしながら近年, 糖尿病を有する脳卒中患者を対象とした再発抑制に関する大規模臨床試験が報告されている. 本稿では, 脳梗塞における耐糖能異常(impaired glucose tolerance:IGT)を含む糖代謝異常のかかわりと, 糖尿病を合併した脳梗塞に対する慢性期治療について解説する.

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