<< 一覧に戻る

特集 食物アレルギー診療ガイドライン2016

消化管アレルギーとその関連疾患

山田佳之

喘息・アレルギー Vol.30 No.2, 64-68, 2017

改訂された『食物アレルギー診療ガイドライン2016』では2012年版から記載のある新生児・乳児消化管アレルギーに加え,消化管アレルギー関連疾患であり指定難病ともなった好酸球性消化管疾患(EGIDs),アジアで増えているともいわれるセリアック病(グルテン過敏性腸症)を1つのカテゴリーとして同章で記載している。いずれの疾患も欧米との差異が特徴的であることから,その点にも随所で触れながら本ガイドラインの「消化管アレルギーとその関連疾患」の章について概説する。
「key words」新生児・乳児消化管アレルギー,非IgE依存性消化管アレルギー(non-IgE-GIFA),好酸球性消化管疾患(EGIDs),好酸球性食道炎(EoE),好酸球性胃腸炎(EGE),セリアック病,グルテン過敏性腸症

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る