男性において,加齢に伴う性ホルモン低下は男性更年期障害と関連することが知られており,また骨強度や筋量・筋力の低下を伴うことによって運動機能や身体機能の低下に繋がる可能性も指摘されている.男性における骨粗鬆症やサルコペニアの成因・背景にはこうした男性ホルモンの低下が関与していると考えられている.本稿では男性ホルモンの加齢変化や男性更年期と骨粗鬆症・サルコペニアや転倒リスクとの関連性,ならびにアンドロゲン補充による筋骨格系に対する効果や影響について概説する.
                特集 男性骨粗鬆症Ⅱ
              
 Ⅱ.病態 2.男性更年期と骨粗鬆症・サルコペニア
                  掲載誌
                
 
                  THE BONE
                  Vol.33 No.3 39-42,
                  
                    2020
                  
 
                    著者名
                  
  
                          小川 純人
                        
 
                    記事体裁
                  
  
                          抄録
                        / 
                          特集
                        
 
                    疾患領域
                  
  
                          骨・関節
                        
                    診療科目
                  
  
                          整形外科
                        
 
                    媒体
                  
 
                      THE BONE
                    
 
                    Key Words
                  
  
                          骨粗鬆症,サルコペニア,アンドロゲン,テストステロン
                        
          ※記事の内容は雑誌掲載時のものです。