我々は最近,二光子励起顕微鏡を用いて,個体を生かしたままで骨の内部を可視化するライブイメージング系を開発した.本技術を用いて,生体骨組織内で破骨細胞と骨芽細胞が直接接触し相互作用する瞬間を捉えることに世界で初めて成功した.生体骨組織の可視化技術は今後,運動器疾患の病態解明や新規治療薬の開発において強力な手段となることが強く期待される.
「KEY WORDS」生体イメージング,二光子励起顕微鏡,骨リモデリング,副甲状腺ホルモン