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特集 Treat to Targetと最新の骨粗鬆症診断・治療

1.Treat to Targetの基本的な考え方

田中良哉

THE BONE Vol.32 No.3, 19-22, 2019

米国骨代謝学会ならびに米国骨粗鬆症財団を中心に,骨粗鬆症についても目標達成に向けた治療ストラテジー(Treat to Target)が検討および議論されてきた.骨粗鬆症と診断されれば治療介入を行い,治療目標は骨折を生じない,あるいは少なくとも骨折の危険性が低い状態である.骨折部位に一致した背部痛,2cm以上の身長低下を認める際には骨折を考え,骨密度やX線などの画像により新規骨折の発生を評価して,速やかに治療介入する.治療目標は患者によって異なるが,目標達成率が最も高い初期治療が選択され,目標に至るまで定期的に再評価を行い,目標達成度を基に治療の継続,変更,追加併用,休薬などが決定される.Tスコアが治療目標に達成しても,新規骨折が発見されれば,さらなる骨折の抑止ために最大限の治療を継続する.
「KEY WORDS」Treat to Target,osteoporosis,diagnosis,treatment

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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