特集 生活習慣病と骨粗鬆症 ―最新の基礎研究と臨床のトピック―
Ⅱ.生活習慣病の骨粗鬆症への影響 2.慢性腎疾患
THE BONE Vol.31 No.4, 53-56, 2018
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)は,骨脆弱性の原因であるとともに,年齢を経るに従い増加する.CKD自体が骨質の低下による骨脆弱性の要因となるが,CKDの進展に伴い2次性副甲状腺機能亢進症(secondary hyperparathyroidism of uremia:SHPT)による腎性骨異栄養症(renal osteodystrophy:ROD)を呈し,さらに骨折リスクが増加する.CKDにおける骨粗鬆症について,診断法・治療法の開発・標準化が期待される.
「KEY WORDS」骨粗鬆症,慢性腎臓病(CKD),慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD),腎性骨異栄養症(ROD),骨質
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