特集 生活習慣病と骨粗鬆症 ―最新の基礎研究と臨床のトピック―
Ⅰ.生活習慣病としての骨粗鬆症 2.酸化ストレスからみた骨粗鬆症
THE BONE Vol.31 No.4, 27-32, 2018
骨粗鬆症と酸化ストレスの関連を調べるために,主要抗酸化酵素SOD1の全身性欠損マウスを調べた.欠損マウスは,低代謝型骨量減少を示し,かつコラーゲン架橋も加齢様変化に酷似していた.酸化ストレスは骨粗鬆症の増悪因子であることが示され,活性酸素制御が加齢性骨変化に対する予防標的となる可能性が示唆された.
「KEY WORDS」Copper/Zinc superoxide dismutase(CuZn-SOD),活性酸素,骨脆弱性,抗酸化剤
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