骨粗鬆症に伴う骨折は患者の健康関連QOLに与える影響が大きく,その定量的な評価は,治療の有効性評価のみならず,診療上の意思決定においても重要である.骨粗鬆症領域では,プロファイル型の包括的尺度としてSF-36,疾病特異的尺度としてJOQOLなどが利用できる.また,治療の費用対効果評価を視野に入れた場合,選好による尺度としてEQ-5Dの利用が推奨される.
「KEY WORDS」QOL評価,健康関連QOL,SF-36,JOQOL,EQ-5D