わが国の運動器障害の予防を目的として行われてきた代表的な地域コホート研究を統合したLOCOMOスタディの結果を解析し,一般住民における腰痛の有病率は37.7%(男性34.2%,女性39.4%),膝痛は32.7%(男性27.9%,女性35.1%)であることを明らかにした.さらに腰痛と膝痛の合併は12.2%(男性10.9%,女性12.8%)であり,これらが強く影響し合っていることもわかった.
「KEY WORDS」大規模コホート,有病率,関連要因,膝痛,腰痛