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特集 骨粗鬆症関連ガイドラインと日常診療

Ⅲ.続発性骨粗鬆症の診断,治療 1.疾患関連骨粗鬆症 ①糖尿病

Osteoporosis in diabetes mellitus

竹内靖博

THE BONE Vol.30 No.1, 49-55, 2016

続発性骨粗鬆症の代表的な原因である1型糖尿病はいうまでもなく2型糖尿病患者でも骨折リスクの上昇が認められる.2型糖尿病では,その罹病期間や血糖コントロール不良は骨折リスクの上昇につながる.また,糖尿病治療薬であるチアゾリジン薬は特に女性患者の骨折リスク上昇と関連するため注意が必要である.糖尿病患者の骨折リスクは骨密度により評価されるリスクよりも高いことから,骨粗鬆症の早期診断が大切である.糖尿病患者に対して優先的に投与すべき骨粗鬆症治療薬は,現時点では明らかにされていない.
「はじめに」以前より,1型糖尿病は骨粗鬆症および骨折の危険因子であることが知られていた.一方,2型糖尿病患者では非糖尿病対照者と比較して骨密度の低下を認めないことから,長らく骨折との関連性は考慮されなかった.
「key words」骨強度,骨質,酸化ストレス,終末糖化産物(AGEs)

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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