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特集 筋と骨

8.骨延長術と骨格筋

Distraction osteogenesis and skeletal muscle

殿谷一朗西良浩一

THE BONE Vol.29 No.3, 69-73, 2015

長管骨の四肢短縮・変形に対する治療法として,創外固定による骨延長術が一般的に行われる.骨延長術による伸張ストレスに対して骨格筋はdynamicに反応するが,コラーゲンをはじめとする細胞外マトリクスが過剰に残存し,骨格筋は線維化に陥り,筋性拘縮となる.骨延長術における骨格筋由来の合併症は頻度も高く,日常生活に多大な障害をきたすのにもかかわらず,その有効な治療法はない.今後さらなる研究の進展が望まれる.
「はじめに」骨延長術は四肢先天性疾患や後天性骨端線発育障害後の四肢短縮・変形,外傷や腫瘍性疾患後の骨欠損などの病態に対する治療法として大変有効であり,整形外科領域では脚延長差補正・四肢再建手術として近年広く応用されることが多くなっている1)2).
「key words」骨延長術,骨格筋,細胞外マトリクス,線維化,筋性拘縮

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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