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特集 筋骨格系とエネルギー代謝

10.サルコペニアとエネルギー・骨代謝

Energy and bone metabolism related to sarcopenia

小川純人

THE BONE Vol.29 No.1, 77-81, 2015

高齢者においてフレイル(虚弱)の重要な要素としてサルコペニアが知られているが,最近の知見から骨と骨格筋の相互連関やサルコペニアと骨粗鬆症との関連性が次第に明らかになってきている.また,加齢に伴う体組成変化として,骨格筋減少および相対的な内臓脂肪の増加が認められることが多く,サルコペニアおよびsarcopenic obesityと糖・脂質代謝異常との関連性など,エネルギー代謝の観点からもサルコペニア対策は重要と考えられる.本稿ではサルコペニア,sarcopenic obesityの特性ならびにエネルギー・骨代謝との関連性について概説する.
「はじめに」超高齢社会を迎えるわが国において,筋骨格系の健康を保つことは身体・認知機能を維持し,健康長寿を目指す上でも重要である.なかでも,筋肉量減少および筋力低下(サルコペニア)などは高齢者の転倒リスクや日常生活動作(ADL)に及ぼす影響が大きく,その予防対策は重要である.
「key words」サルコペニア,骨粗鬆症,骨代謝

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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