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特集 がんゲノム医療の現状と展望

座談会 わが国における腫瘍内科の存在意義と今後の展望

室圭小林由夏砂川優林秀敏

Pharma Medica Vol.41 No.2, 6-11, 2024

 1993年に発足した日本臨床腫瘍研究会が、10年後に日本臨床腫瘍学会(Japanese Society of Medical Oncology:JSMO)へと名称を変更した頃、腫瘍内科医たちは、これからのがん治療は自分たちが中心となって進めていくのだという理想を抱いていたように思います。しかし改称からおよそ20年が経過したいま、腫瘍内科医は増えてはいるものの思ったほどの増加ではなく、治療もまだまだ外科医に依存している部分が少なくありません。本座談会では、日本の腫瘍内科の現状をお話しいただくとともに、これからの腫瘍内科医が担うべき役割について、それぞれのお立場から語っていただきたいと思っています。
林先生、まず大学教授の視点から、いまの腫瘍内科の役割についてお話しください。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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