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特集 腎がん診療最前線

【DEBATE】Ⅱ 単腎に発生した小径腎細胞がんに対する治療戦略 ~適応と限界~

凍結療法,ラジオ波焼灼術

本郷 文弥平岡 健児浮村 理

Pharma Medica Vol.38 No.2, 57-61, 2020

わが国の『腎癌診療ガイドライン2017年版』では小径腎腫瘍に対する経皮的局所療法は,「高齢者,重篤な合併症を有するhigh risk患者,手術療法を希望しない患者等に対しては推奨される」とされており,推奨グレードはC1となっている1)。局所療法には種々のものがあるが,わが国では凍結療法(cryoablation:CA)とラジオ波焼灼術(radiofrequency ablation:RFA)が広く行われている。CAは1850年頃に腫瘍の縮小と鎮痛効果を期待して,進行性の乳がん,子宮がん,皮膚がんに対して凍結生理食塩水を使用したCAが行われたとの報告がある2)。以後,1960年代に現在の経皮的CAの基礎となるトロカーを用いた液体窒素の供給などの技術が開発されたが,当時のCAに関する文献的エビデンスはそのほとんどが凍傷に関するものであった3)
「KEY WORDS」腎がん,凍結療法,ラジオ波焼灼術,腎機能

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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