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特集 高齢者と眼疾患

加齢黄斑変性

緒方奈保子

Pharma Medica Vol.37 No.12, 39-42, 2019

加齢黄斑変性(age-related macular degeneration:AMD)は,網膜の中心で視力を司る最も重要な部位である黄斑が障害される疾患である。欧米では中途失明の主要原因であり,わが国でも高齢人口の増加とともに近年患者数は急増している。視覚障害による身体障害者手帳の新規交付の第4位で,高齢者の重篤な視力障害の主要な原因疾患の1つである。超高齢社会に突入するわが国において高齢者のQOL維持向上のため,AMDの治療や予防は大きな課題といえる。
「KEY WORDS」脈絡膜新生血管,ポリープ状脈絡膜血管腫,抗VEGF治療,Pachychoroid

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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