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特集 NAFLD/NASH診療の現況と展望

NAFLD/NASHの薬物療法の現状と展望

川口巧角田圭雄鳥村拓司

Pharma Medica Vol.37 No.9, 55-59, 2019

非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(non-alcoholic steatohepatitis:NASH)は,肝硬変,肝がん,心血管疾患のリスク因子である。これまでに糖尿病治療薬(ピオグリタゾン,glucagon-like peptide-1受容体作動薬,sodium glucose cotransporter 2阻害薬)やビタミンE製剤のNAFLD/NASHに対する有効性が報告されているが(表1)1)-7),その適応は2型糖尿病や末梢循環障害などの合併症を有する患者に限られており,いまだNAFLD/NASHに適応を有する薬剤はない。現在,NAFLD/NASHに対して多数の臨床試験が進行中であり(図),本稿では第Ⅲ相臨床試験が進行中の薬物を中心にNAFLD/NASHの薬物療法の現状と展望を概説する。
「KEY WORDS」オベチコール酸,C-Cケモカイン受容体2/5阻害薬,デュアルPPARα/δアゴニスト,甲状腺ホルモン受容体β受容体アゴニスト

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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