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特集 NAFLD/NASH診療の現況と展望

NAFLD/NASHへの栄養・運動指導

佐藤雅哉小池和彦

Pharma Medica Vol.37 No.9, 51-53, 2019

食生活の欧米化や運動不足に伴い,肥満を背景とする非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)の患者が増加している。NAFLDのなかに肝臓の炎症を伴い肝硬変や肝がんに移行しうる非アルコール性脂肪肝炎(non-alcoholic steatohepatitis:NASH)と進行せずに良性の経過をたどる単純性脂肪肝が存在する。わが国で行われた11,714人(男性5,811人,女性5,903人)の検診受診者を対象とした疫学研究においては男性の32%,女性の9%がNAFLDと診断され,NAFLDと診断された受診者のうちメタボリックシンドロームの基準を満たすものが約85%であった1)。NASHに対しては現状確立された薬物療法は存在せず,栄養・運動療法などの減量を目的とした生活習慣改善が治療の第一選択となる。本稿ではNAFLD/NASHへの栄養・運動療法につき概説する。
「KEY WORDS」非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD),非アルコール性脂肪肝炎(NASH),治療

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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