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特集 NAFLD/NASH診療の現況と展望

NAFLD/NASHの診断とバイオマーカー

角田圭雄米田政志中島淳岡上武

Pharma Medica Vol.37 No.9, 29-33, 2019

非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease:NAFLD)の一部に肝細胞の風船様変性を伴う非アルコール性脂肪肝炎(non-alcoholic steatohepatitis:NASH)が存在し,NASHの一部が肝硬変,肝細胞がん(hepatocellular carcinoma:HCC)へ至る。一方,NAFLDの死因は心血管イベント,他臓器がん,肝疾患関連死の順であり,NAFLD診療では非肝疾患関連死にも注意を払う。米国のメタ解析から,NAFLDの予後に寄与する要因として,肝線維化が最重要であることが示された1)。侵襲のある肝生検の代替となる血清バイオマーカー,スコアリングシステム[NAFLD fibrosis score(NFS),fibrosis-4(FIB-4)index],エラストグラフィなどの画像診断の開発が進歩してきた。本稿ではNAFLD/NASH診断におけるバイオマーカーの現況について概説したい。
「KEY WORDS」FIB-4 index,4型コラーゲン7S,肝線維化,肝細胞がん

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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