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特集 喘息診療Update 2019

ライフスタイルが喘息病態に及ぼす影響

―喫煙,肥満―

今野哲

Pharma Medica Vol.37 No.3, 29-32, 2019

喫煙と肥満は,気管支喘息の病態に影響を及ぼす重要な要因の1つとして,多くの報告がなされている。喫煙と肥満が気管支喘息に及ぼす影響は,症状,呼吸機能,炎症など,気管支喘息の複数の側面を考慮し検討する必要がある。また,わが国は喫煙率が高く,気管支喘息患者のなかで喫煙者は無視できない。また,わが国は,欧米と比較し,肥満者の割合は低く,欧米の疫学調査結果が,わが国にそのまま適応されるか否かの検証は常に重要である。本稿では,わが国の疫学調査結果を中心に,喫煙,肥満が喘息に与える多様な影響,またその機序について概説する。
「KEY WORDS」気管支喘息,喫煙,肥満,多様性

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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