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特集 婦人科腫瘍の新たな治療戦略

子宮頸がんの妊孕能温存手術

西尾浩青木大輔

Pharma Medica Vol.37 No.2, 39-42, 2019

わが国における子宮頸がんの罹患者数は漸増傾向にある一方,成人女性の初婚年齢は上昇傾向にあり(2016年の統計で平均29.4歳),妊孕能温存を希望する子宮頸がん症例は増加傾向にある。
National Comprehensive Cancer Network(NCCN)のガイドライン1)によると,臨床進行期ⅠA1期のうち脈管侵襲陰性および切除断端陰性の症例では,子宮頸部円錐切除術のみでの妊孕能温存は可能とされている。一方,脈管侵襲陽性のⅠA1期から腫瘍径2cm未満のⅠB1期の症例では,妊孕能温存を希望する場合には広汎子宮頸部摘出術(radical trachelectomy)が選択肢となりうるとされている。
本稿では子宮頸がんに対する妊孕能温存術式としての子宮頸部円錐切除術および広汎子宮頸部摘出術について概説する。
「KEY WORDS」子宮頸がん,妊孕能温存,子宮頸部円錐切除術,広汎子宮頸部摘出術

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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