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特集 超高齢社会の健康長寿を脅かす脊椎疾患―最新のトピックス―

【脊柱変形】骨粗鬆症性椎体骨折の予防と治療

柏井将文

Pharma Medica Vol.37 No.1, 37-40, 2019

骨粗鬆症性脊椎椎体骨折(以下,椎体骨折)は,脆弱性骨折による急性疼痛,続発する脊柱変形による慢性疼痛を引き起こす1)。脊柱後弯変形の進行による姿勢悪化や胃食道部障害・換気量の低下などの内臓臓器機能障害は高齢者におけるADL低下の原因となる1)
一般に椎体骨折は保存治療により良好な治療成績が得られることが多いが,確定診断の遅れなどにより骨折部の治癒が遷延し,偽関節化することも少なくない2)。さらに遷延治癒や偽関節から遅発性神経麻痺を生じることもある。癒合不全,遅発性神経麻痺,脊柱変形による障害が一般的に外科手術の適応となる2)。本稿では,椎体骨折の二次予防の重要性と,現在使用されている骨粗鬆症治療薬の脊椎骨折予防効果などについて概説する。また新規椎体骨折患者や脊椎手術後の骨粗鬆症患者における骨粗鬆症治療薬の使用についても触れる。
「KEY WORDS」骨粗鬆症,椎体骨折,骨粗鬆症治療薬,二次骨折予防,脊柱後弯

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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