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特集 ロコモティブシンドローム,サルコペニアとフレイル:それらの概念・現状と将来展望

フレイル ICF(国際生活機能分類)の考え方とフレイル

筒井孝子

Pharma Medica Vol.35 No.10, 47-52, 2017

2001年5月にジュネーブで開かれた第54回世界保健機関(World Health Organization;WHO)総会で国際生活機能分類(International Classification of Functioning, Disability and Health;ICF)が採択され,約16年が経過した。ICFの原点は,1893年死因分類を目的に国際統計協会により作成された国際疾病分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems;ICD)である。これは10年ごとに修正され,1948年の第6回修正からは,WHOの事業となり,内容も充実してきた。現在はICD-10が使用され注1),疾患統計や死亡統計の国際比較が可能となるとともに,各種の補助分類「WHOの国際分類ファミリー」が開発されてきた。
「KEY WORDS」ICF,frailty,分類,評価

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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