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特集 慢性便秘診療の今

緩和医療における便秘治療の重要性と実際の治療

平山功

Pharma Medica Vol.35 No.9, 39-43, 2017

昨今の癌治療の進歩は著しく,より長い生存が期待できる分野も増えてきた。生存期間が長くなることは,病悩期間も長くなることを意味し,癌に随伴する各症状の丁寧なコントロールによるADL(日常生活動作)の維持・QOL(生活の質)の向上が求められている1)。そのなかで便秘は,治療期・終末期を問わず重要な症状の1つである。治療期では化学療法などの治療遂行にも影響し,さらに余命が差し迫っている終末期では,関連する消化器症状やときに全身状態の悪化をもたらしうる。いずれにおいても便秘治療の成否は患者QOLに密接に関わる。本稿では,緩和医療における便秘の背景とその障害・問題点について概説し,さらに治療の実際について実践的に述べる。
「KEY WORDS」緩和医療,便秘治療,OIC,緩和ケア

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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