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特集 慢性便秘診療の今

慢性便秘症診療ガイドラインを見据えた慢性便秘治療の基本

木下芳一泉大輔沖本英子三代剛

Pharma Medica Vol.35 No.9, 17-20, 2017

10年ほど前から,厚生労働省の研究班や学会が疾患ごとに文献エビデンスを集約して診療の標準をまとめたガイドラインを盛んに作成するようになった。診療ガイドラインは診療現場に臨床エビデンスに基づく標準診療に関する最新情報を提供することを目的に作成されており,今では標準治療のマニュアルとして広く使用されている。日本消化器病学会はプライマリケアの場で診療されることが多い,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease;GERD),消化性潰瘍,機能性ディスペプシア,過敏性腸症候群など10疾患の診療ガイドラインを作成し,その管理と新たなエビデンスの創出に合わせた改訂作業を行っている。日本消化器病学会の附置研究会の1つである「慢性便秘の診断・治療研究会」では,数年前から慢性便秘症診療ガイドラインの作成を開始していた。現在作成中の「慢性便秘症診療ガイドライン2017」はパブリックコメントも終了し,2017年秋の刊行を目指して最終調整が行われている。本総説ではガイドラインの治療の部分の記載内容を参考にしながら,慢性便秘症の治療について概説する。
「KEY WORDS」下剤,エビデンス,生活習慣,バイオフィードバック

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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