特集 ACO:喘息とCOPDのオーバーラップ
管理目標と予後
Pharma Medica Vol.35 No.7, 53-56, 2017
まず,日本呼吸器学会のCOPD診断と治療のためのガイドライン1)から,管理目標を引用する。COPD患者では喘息患者と異なり常に気流閉塞があり,かつその病態は進行性である。このような病態の特徴から,ガイドラインでは管理目標を①~⑥のように定めている。
① 症状およびQOL(quality of life:生活の質)の改善
② 運動耐容能と身体活動性の向上および維持
③ 増悪の予防
④ 疾患の進行抑制
⑤ 全身併存症および肺合併症の予防と治療
⑥ 生命予後の改善
「key words」ACO,COPD,喘息,オーバーラップ,予後
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。