特集 大腸癌診療 update 2016
特集にあたって
Pharma Medica Vol.34 No.12, 7, 2016
国立がん研究センターから,最新のデータをもとに2016年の大腸癌の罹患数と死亡数の予測が公表されている。それによると依然として罹患数では第1位14.7万人,死亡数では肺癌に次いで第2位5.2万人とされ,最も対策が必要な癌の1つであることに間違いはない。
大腸癌診療は日々進歩を遂げている。内視鏡診断と治療,低侵襲手術,転移巣手術,化学療法など,大腸癌ステージに応じた治療モダリティの研究や開発が進み,それぞれ予後あるいはQOLの改善がもたらされ,診療ガイドラインも世界中で毎年更新されている。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。