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特集 がんのバイオマーカー:さらなる早期発見と的確な治療薬選択を目指して

特集にあたって

落谷孝広

Pharma Medica Vol.34 No.11, 7, 2016

がんは日本で死因第1位である。2015年の国立がん研究センターがん対策情報センターによる報告では,年間約37万人が死亡し,新規がん罹患者数は年間約98万人にも上る。これらがんの高い死亡率,罹患率に加え,がんの病期が予後と相関するといった特徴から,早期かつ的確な発見・診断は,患者の寿命や日常生活の質に大いに寄与すると考えられる。しかしその一方で,スクリーニング検査による過剰診断,過剰治療の害も存在する。そのため,より精度が高く,体にも財布にも負担の少ないがんバイオマーカーが切望されている。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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