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特集 高血圧を再考する:注目点とこれからの診療

認知症高齢者の高血圧診療の実際

小原克彦

Pharma Medica Vol.34 No.8, 43-46, 2016

「はじめに」高血圧と軽度認知機能障害(mild cognitive impairment;MCI),認知症の関係に関しては,中年期の高血圧が高齢期の認知機能低下のリスクとなることが示されており,中年期の血圧管理はこの点からも重要である。一方,高齢期の高血圧が認知機能低下や認知症のリスクになることに関しては,成績が一定しない。さらに,認知症を合併している高齢高血圧患者の血圧をどのようにコントロールするべきかに関する成績はほとんどないのが実情である。高血圧治療ガイドライン2014(JSH2014)でも,MCI/認知症合併の高血圧患者に対しては具体的な指針が示されていない1)。本稿では,JSH2014後の報告を中心に,MCI/認知症合併高血圧患者に対する高血圧診療に関する私見を述べる。
「KEY WORDS」認知症,MCI,降圧薬治療,高齢者高血圧

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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