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特集 摂食調節機構とその破綻に伴う疾患群

味覚と肥満

Taste and obesity.

重村憲徳二ノ宮裕三

Pharma Medica Vol.34 No.5, 13-16, 2016

「はじめに」味覚は,食を通じて体外から体内へ栄養物質を摂取するうえで欠かせない重要な感覚である。近年の分子生物学の発展により,長年謎であったこの味覚受容のメカニズムが今急速に解き明かされてきており,味覚受容体が舌以外にも消化管や膵臓などさまざまな臓器で機能していること,さらに肥満との関連もみえ始めてきた。
「Ⅰ.肥満・糖尿病モデルマウスdb/dbにおける甘味感受性の増大」二ノ宮らは1980年代に遺伝学的解析から,甘味感受性に関連する遺伝子群がマウス第4染色体にあることを推定していた。この染色体上にはdb(diabetes)遺伝子が座位し,この遺伝子が欠損したdb/dbマウスは肥満・糖尿病のモデルマウスとして知られている。
「KEY WORDS」味覚,肥満,レプチン,カンナビノイド

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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