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特集 内視鏡外科手術の現状と問題点

上部消化管内視鏡外科手術

Current status of the endoscopic surgery for upper gastrointestinal malignant diseases.

柴崎晋須田康一宇山一朗

Pharma Medica Vol.34 No.3, 13-16, 2016

「はじめに」国内における上部消化管外科領域の内視鏡外科手術施行件数は,機器の充実化や手技の保険収載,認知度の向上などにより,近年飛躍的に増加している1)。内視鏡外科手術の利点は低侵襲性にあり,創の縮小化に伴う良好な整容性や術後疼痛の軽減だけでなく,出血量減少,術後合併症軽減,在院日数短縮など,術後短期成績の改善効果も期待されている。反面,習得が難しく技術的な難易度が高いことや,長期予後に対する検討が十分でないことなど,課題も多い。本稿では食道癌,胃癌に対する内視鏡外科手術の現状と問題点につき概説する。
「Ⅰ.食道癌」わが国では赤石らが1995年に胸腔鏡下食道亜全摘を報告し,その後徐々に施行数が増加し(図1),現在では胸部食道癌根治術の約30%が胸腔鏡下で行われている。
「KEY WORDS」胸腔鏡下食道切除,腹腔鏡下胃切除,ロボット支援手術

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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